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完全無計画超ぶらり一人旅 in 館林



  群馬の友達のところに泊まりで遊びにいったんだけど、最終日は彼が仕事のため、早朝に出発することとなった。せっかくとった休みなので、直帰はもったいないなあと思いながら帰りの電車に乗っていた。

しかし途中駅での、彼女との電話によって、館林に、とっても外観がおしゃれな美術館があると知り、行くことにした。(あとできいたらけっこう有名な美術館らしい)

とりあえず館林駅を降りてみる(ちなみにきっぷをなくし、ここで運賃300円を二重払いとなってしまった)。

美術館のポスターを発見。そして衝撃の事実。今日は休館日だった。

でも、外観がおしゃれな美術館だということだし、外からみるだけでもいいじゃないかと。

館林駅は館林市の中心だというのに、まわりには高いビルひとつない。そして、バスの時刻表を見て愕然とした。美術館に行くバスがめったにないのだ。2時間に1本くらいだった。群馬って・・・田舎?と思ってしまった。次のバスまで40分以上あった。みんなどうするんだろう。タクシーで行くのかな。タクシーはいっぱい待っていた。

タクシーに乗る余裕はないので、もしかすると歩いていけるかもと思い、歩き出してみた。地図もなにもない。もしかすると逆方向に歩いているかなあと思いながら。でも歩きだしたら看板があって、「この先菖蒲園」とあった。菖蒲が咲いているかもわからないけど、とりあえず行ってみようと。

とりあえずの目的地はあるけれども、たどりつけなくてもかまわないし、なにかおもしろそうなところへ行って、行ってみておもしろくなかったのなら別にそれでもかまわないし、とにかく旅をするということそのものを楽しむ、というような、完全無計画超ぶらり旅。そういう旅をしている、ということだけで気分がよかった。

荷物が重い。なにしろ大きなバッグには、2泊の旅支度とスーツやワイシャツや靴が、そしておみやげがいくらか、入っているのだ。足の裏にずんずん負担がかかっていた。

傘を持って、バッグを持って、あてどなく旅をする自分、なんだか、昔みたドラマの「裸の大将」を思い出して、頭の中でぐるぐる「野に咲く~花のように~風に吹かれて~」という曲が何度もかかっていた。だれかおにぎりつくってくれないかな。

菖蒲園のポスターを発見。するとなんと、今は菖蒲祭りの真っ最中だという。すばらしい。とりあえず、菖蒲園を満喫できそうだ。歩みに確信がこもった。

さらに、図書館&市役所を発見。ここらへんをうろうろすれば、どんな旅ができるか見えてきそうな気がしたので寄ってみた。図書館は休みだったが、軽トラのおじさんに、菖蒲園の場所を聞いたら、快く教えてくれた。さらに美術館の場所を訪ねたら、歩いたら1時間以上かかるとのこと。

市役所の様子をうかがってから、菖蒲園へ。

なんとも立派な菖蒲が咲いていた。



ふわあっとこぼれそうな、みずみずしい花びらをつけた菖蒲を堪能することができた。白いあじさいも発見。

そのあと、どうしよう、美術館のためにタクシー代払いたくないし、もう菖蒲もみれたから帰ろうかなあ、なんて思っていた矢先に。

なんと、「市役所で無料貸し自転車やってます」の看板を発見。そうだったのか!早く言ってよ!美術館、歩きで1時間であれば、自転車でなら20分くらいでいけるはずだ、と。

さっそく市役所に戻った。建物のまわりに生えていた小さなピンクの植物を発見。茎の周りをらせん状に上りながら花が咲くという小さな小さな植物。思わず写真を撮った。なんていうんだろう。

そして自転車かしてください、と言ったら、親切に貸してくれた。借りるときにおおざっぱな住所と名前を紙に書くのだけど、他の人が書いたのを見るとほとんど地元の人だった。観光客はあまり借りないのか。というか、貸し自転車やってること自体あまり知られてないのかな。

自転車を手に入れて、さらに元気がでてきた。重い荷物もカゴに乗せちゃえばそんなにきつくない。

そこでもらった地図を頼りに、美術館までこいでいった。駅まで戻ってそれから線路の反対方向にいくような感じだった。やはり、最初に歩き出した方向は美術館と逆だったのだ。

幹線道路を走ったが、とてものどかな景色が続いた。晴れた田舎をサイクリングするってのはやっぱり気持ちがいいもんだ。

以前はよく田舎をサイクリングする機会があったが、最近ではめっきり減った。なんだか懐かしい感覚だった。

20分か30分くらいこいで、ついに美術館に到着。



休館日なので人がほとんどおらず、ものすごく静かだった。植物を管理するおじさんやおばさんが数人、小川のへりに座り込んで、働いているのと、日陰のベンチでおばさんが2人語り合っているのと、そのくらいで、あとはだれもいない。

空は晴れ、そよ風が吹いて、いちめんの緑で、とても静かで、鳥の声かなんかが遠くから聞こえたんだっけ。すばらしいところだ。気持ちがすっきりするというか、落ち着くというか、とにかく気分がいい。

上の写真の、草原を歩いていって、美術館を特徴づける個性的な形の建物に近づいてみたら、そこはガラス張りで、さまざまな作品が、20か30くらい、展示されていた。





市役所でみたのと同じピンクの小さな花をまたしても発見。小さなハチが、花にとまっていた。こうやって小川の近くに生えていると、絵になるなあ。写真をとって、携帯の壁紙にした。





美術館のあたりをゆっくり、ぐるっとまわって、雰囲気を堪能。

とても楽しかった。これは、来たかいがあった。今度また、美術館の開いている日に、誰かときてみたいものだ。

美術館に別れを惜しみつつ、帰りが遅くなってはいけないと思い、自転車をこぎはじめた。

さて、お昼ご飯の時間だ。もうどこで食べるかは、目星をつけてあった。最初に駅から市役所に歩いていたとき、市役所のすぐ近くに、館林うどんが食べられる店を見つけたのだった。せっかく館林に来たんだから、どこをまわるにしても帰りはここによって食べよう!と決めてあったのだ。



ざるうどんを1.5人前注文。麺は太めで、つるつるシコシコ。おいしくて、ほっとして、疲れがいやされる。あっというまにたいらげてしまった。適度な満腹感。旅の達成感もわいてきた。

お店の人にお願いして、電池のなくなった携帯を充電させてもらうこともできたし。

市役所に戻って、自転車を返した。駅までのバスはしばらくないので、また歩いて帰ることに。

でも帰りは、行きより早く感じた。相変わらずの重い荷物だったが、いい旅ができた、と、気分的には足取り軽く。

完全無計画の超ぶらり旅だったが、終わってみると無駄な動きは何一つしていなかったのだ。計画していたとしたらこんないい旅ができたかなぁ。たまにはこういうのもいいじゃないか。

と、館林駅からまた東武鉄道に乗って、そして無事に家まで帰ったのだった。



 
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